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バガン(Bagan)観光へ続く(2014.02.10〜02.11)
ヤンゴン(Yangon)市内観光へ(2014.02.12〜02.13)


ミャンマー旅行(2014.02.18(土)〜02.14(金))


旅行時点の通貨は、9.5kyats(チャット)が1円。大体1000ks=1$=105円≒100円。
日本との時差は-2時間半。国土面積は67万7千平方キロで日本の1.8倍。

ヤンゴン到着とチャイティーヨー観光
(2014.02.08〜02.09)

2014年02月08日(土)

当日の首都圏は46年ぶりの大雪が予想され、早めの6時過ぎに横浜の家を出る。横浜では道路に2、3センチの雪が積もっていた。京成電鉄成田空港駅には20分遅れで、9時前に着。出発ロビーは雪を心配して早く来た旅行者で混雑し、座る椅子が不足し、大勢が階段や床に置いたスーツケースに座っていた。混んでいたが時間的に余裕があると思い、椅子のある到着ロビーに行きコーヒーを飲んだ。
10時頃に出発ロビーに行ったら、早く搭乗エリアに入ろうとする人たちで、荷物検査場入口に2百メートルの長い列が出来ていた。ロビーにいても座るところがないのだから無理もない。搭乗券発行機で手続きをした時にも、係員から混んでいるので早く荷物検査場の列へ並んだほうがよいと言われた。
並ぶために列横を歩いていたら、偶然にも一緒に旅行するH氏とY氏が荷物検査場の30メートル手前に並んでいるのを発見。合流した。私を含めた3人とも60代シニア。

成田空港発着も混雑しており、ANAの11:45発予定のNH0913便ヤンゴン行きの飛行機は、13時過ぎに離陸となった。

現地時間18:30頃にヤンゴン空港の手荷物受取所に行ったら窓外にK氏ご夫妻が待っているのが見えた。飛行機の遅れを知らずに2時間以上、空港で待ったという。
私とK氏ご夫妻とは十数年ぶりの2回目。H氏とY氏は2001年〜2008年までの8年間に、毎週のように会っていたというお付き合いがあった。

機内ではランチしか出なかったので、小腹が空いていた。挨拶と夕食を兼ねて中華街へ行き、ヤンゴン一おいしいという「鳥そば」屋へ行く。鳥汁そば、120円。

麺が太いそばである。
油っぽいがヤンゴン一というだけあって、美味しい。そしてミャンマーのレストランに共通するのだが、量が少ない。台湾でいう仔麺ぐらい。日本の6割の量だ。ここでは、数字もミャンマー文字のメニューしかない。壁に2種類のメニューが貼ってある。そのうち、料理が3つしか書いていないメニューは、真ん中を指せば「鳥そば」。上は「豚そば」、下は「羊そば」だ。何十もの料理が書いてあるメニューは、右列一番下を指せば「チャーハン」と教えてもらう。24時間営業。きれいな店じゃない。


その後ホテルへ。
ミャンマーでは円はkyats(チャット)に交換できないので、K氏から10,000円を95,000ksに交換する。

2014年02月09日(日)

チャイティーヨー観光(Kyaikhtiyo (Golden Rock))

泊まったブリスホテル(BlissHotel)。7:30

中華街のはずれにある。

ホテル前から。7:34

ミャンマーを走る車の95%は日本の中古車だ。古いロゴマークの日野トラックが走る。上写真の自転車タクシーのような乗り物はサイカーという。

K氏の車(排気量5リッター近いSUV)で、ヤンゴンから150km離れたチャイティーヨー(Kyaikhtiyo (Golden Rock))へ向かう。信仰の山である。7:35出発。

ガソリンスタンド。95ks/リットル(100円/リットル)。ミャンマーの物価から勘案すると高い。


乗合いトラック。バス停で止まって乗り降りしていた。

ヤンゴン市内でも、路線バスよりこのほうが一般的な移動手段だ。

途中のドライブインで朝食をとる。8:40

車の黒ナンバープレートは一般車。赤プレートはタクシーやバスなどの営業車。
乗り合いトラックは黒だ(一番奥の車)。またアラビア数字と英字のナンバープレートは新しい登録車。ミャンマー文字のナンバープレートは古い登録車だそうだ。新旧の境は3年以前(K氏の車は新で3年前だった。境界は聞くのを忘れた)。

上写真にある看板右上にHALALとあるのは、イスラム法上で食べられる物を提供するという意味。日本観光でHALALのレストランに行くために都内観光中に2時間も移動するというテレビ放送があったが、ミャンマーではこんな店でもOKなのだ。

店内。

トイレは思い出したくないほど汚かった。

ここで食べた「天ぷらあんかけそば」。


ヤンゴンから車で3時間45分。チャイティーヨー山の麓に着く。11:20
日差しが強いというので、写真の店で麦わら帽を購入。1000ks。

私は頭が大きいので合う帽子がなく、いらないと言ったのだが「日差しが強いので必要だ。頭に乗せればよい」と買わされた。

ここからトラックの荷台に乗り、40〜50分間かけて山頂にあるチャイティーヨーのトラック乗降場へ向かう。

急坂や急カーブが続く。トラックは全て日本の中古トラックだった。トラックじゃなければ、ギヤやエンジンが持たないのだという。トラック輸送が無い時代は、徒歩で1泊して頂上へ登ったそうだ。

我々もトラックへ乗る。次々と来るお客で満席になったら出発だ。11:58

荷台に渡してある板の椅子に座る。揺れを抑えるにはギューギューに詰められた前の座席のわずかな隙間に親指と人差し指でつかまるしかない。足を踏ん張ると良いというが、難しい。急な山道で急カーブの連続だ。曲がる度に、K氏の奥様のMさんや隣のミャンマー人の若者に体を支えてもらい迷惑を掛けた。そして、力を入れて40分以上も体を支えたので、クタクタに疲れ、辛かった。
ミャンマー人は、日常的にバス代わりの乗合トラックに乗るためか、コツを会得しているようだ。急カーブで何度か悲鳴をあげたが、つらそうではなかった。
このようなトラックに乗る場合は、落下の危険は増すが荷台の端にある手すりを握れる場所に座るのが正解だ。


道が細いので、途中の3箇所に退避道があり、5分〜10分待って下りのトラックとすれ違う。下りは退避しないで直行する。登りの車が待つのは、その間にエンジンを冷やしたり、乗客の高度順化のためのようだ。12:24



ようやく山頂に到着。12:55

ここからは、車が入れない。上写真中央にあるカゴで背負子が物を運ぶ。人を担ぐ竹椅子もあった。

外国人は入山有料。右の事務所で国籍や名前をノートに記帳し6000ksを払う。この日は外国人の1/3が日本人団体だった。外国人はこの時刻で40人ほど。


チャイティーヨー(Kyaikhtiyo (Golden Rock))の外国人用入場券。


チャイティーヨーの外国人用入山証。首から下げる。

入山登録事務所から3分ほど歩くと裸足エリアになる。
このエリアはズボン姿のミャンマー人女性は入れない。K氏の奥様もズボンの上にタメイン(民族衣装の巻きスカート)を着た。外国人女性は観光客なのでズボンOK。

バスを降りて15分ほど稜線を歩くと、崖から落っこちそうな巨石に金箔を貼ったチャイティーヨーのパゴダが見える。これを見に来たのだ。


パゴダ(Golden Rock)。


13:29

ここも、ここからの階段から下も、パゴダを真下から見上げるために、最近作られた展望台だ。パゴダが乗る岩は写真のずーっと下まで切り落ちており、突き出した絶壁なので、遠目にはパゴダを囲む展望台がないほうが奇観と思われる。

人がいる側の金箔は手垢でベタベタである。


とは言っても、真下から見るパゴダ石も危なっかしい奇景だし、展望台がなければ、パゴダ石(Golden Rock)の全体がどんな姿かを知りたくなるものだから、やはりあったほうがうれしいか。


展望台があるから「石の下は、今にも落ちそうである。。
地震もある国なのに長年、パゴダが転がり落ちないのが不思議になる。

岩に付いている赤いものはろうそくから垂れた蝋。大きい写真

パゴダ前には祈ったり、パゴダに金箔を貼る人がいる。13:38


パゴダの前は磨かれた大理石の広場になっている。晴れていたので磨いた大理石上は熱いので磨かれていない部分を歩く。旧正月を迎える夜には、ここに入りきれない人たちが集まるという。

ここの平らな地面を利用して、充電式ラジコンカーを貸し出す商売のお兄さんがいた。幾らで貸し出しているか分からないが、子供達に人気だった。

広場から階段を少し降りた場所にあるレストランで昼食。14:01

ミャンマーのレストランでは、必ずポットに入れたお茶が出る。緑茶とほうじ茶の中間のような味で薄い。

レストラン前の階段。


背負子が荷物を運ぶ。14:31


パゴダ前広場にシートを敷いて、しばし休憩する。

帰りのトラック。
ペンキを塗りなおした時に、「児」の払い線が一本抜けてしまったようだなあ。
日本で平安時代の素焼き陶器に、墨でこういうおかしな漢字が書かれたものが多く見つかることを思い出した。漢字など分からない陶工が模様のつもりや素焼き陶器の価値を高めるために書いたのだという。ミャンマーは漢字文化じゃないけどトラックの日本製をアピールするために書くんだろうな。ありがたいことである。16:31

上のトラックは良い。荷台の縁が高いし、何より全ての椅子に手すりが付いている。行きもこういう車だったらよかったのに‥。
来る時の麓のトラック乗り場で、我々の乗っているトラックへ一度乗ったが降りて、次々発のトラックに乗った10名ほどの団体がいた。こういう問題だったのだ。

来る時が辛かったので、帰りは運賃が少し高いトラック運転席後ろの寝台部に乗った。

登りより、楽だった。


ヤンゴンの中華街に着。
露天商は店じまいの時刻だ。21:04


下写真の店で串焼きの夕食。この辺りは串焼きの店が並ぶ。
Winレストラン。一番混んでいる。昨日にも店前を通ったが混雑していた。もちろん21時過ぎなのに今日も混雑している。21:06

この店は路線バス横に貼るラミネート広告を出していた。赤い看板の「oΣ:」は「ウイン(win)」と書いてある。
ギターを持った流しが来ていた。K氏がお金を渡したらテーブル横で一曲歌った。


Win Restaurantの利用法。
@テーブルを確保する。A棚の食材をカゴに入れて、棚横の店員に渡す。B店員が白いご飯、お茶、調味タレ、焼いた食材をテーブルまで持ってくる。C食べる。D帰りに精算する。

串焼きはただ焼いてあるだけなので、調味タレで味付ける。必ず唐辛子は避ける。

店内の数字表示はミャンマー文字なので外国人には分からない。しかし、明朗会計なのは間違いない。

海老や肉・野菜、ビールをいただく。2〜300円/人。21:10

斜め前にも同じWin店がある。
その店の横にはアラビア数字の値段と写真メニューのある店(「地球の歩き方」にも載っているらしい。)もある。そういう店は外国人観光客ばかりだ。



歩いてホテルへ帰る途中に、wifi表示(パスワードはウェイトレスに聞く)があったICB(デザートカフェ、アイスクリームバー)という喫茶店に入りモカコーヒーを飲む。wifiは遅かった。

3人分。

ホテルで両足の脛に打ち身と擦り傷ができていたのに気づいた。チャイティーヨーの登りトラックで付いたのだ。

バガン(Bagan)観光へ続く(2014.02.10〜02.11)

ヤンゴン(Yangon)市内観光へ(2014.02.12〜02.13




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