2017年(2)雑感

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2017.08.21
「モータサイクル・ダイアリーズ」をアマゾンビデオで見た。チェ・ゲバラの学生時代の旅行日記を映画化したものだ。久しぶりにいい映画に会った。優しさと若さと知性と無鉄砲と純粋さ。現実と夢、絶望のインディオ。涙が出る。若者がこの映画を見て「旅でも何でもいい。行動することが大切なんだ」と考えることは意味があるが、我々シニアにも行動を起こさせるきっかけになるのかしらん。今年はチェの死から50年目だ。


以下をチェの息子が書いている
「チェが目指していたのは、不公平で、不均衡な世界を、調和があり、すべての人間が公平に扱われ、満ち足りた状態で仲良く暮らせる世界に変えることでした。チェはなぜ圧倒的な情熱を持って革命に取り組むことができたのか。彼は若い頃からいろいろなことに関心を抱き、ラテンアメリカ諸国を回りました。ボリビアでは革命を目の当たりにし、自主独立の機運が高まるグアテマラでは米国が介入するのを目撃しました。 幅広い知識、異文化に対する理解、そして人道的な問題に対する感受性の高さ。それらすべてを持って生まれたのではなく、旅と、そこで見たものを通じて、チェは身につけていった。生まれたときから革命家だったのではなく、段階を追って、徐々に変わっていったのでしょう。」

また、チェは富裕層のエリートだったからあのような行動が出来たのだろう。貧乏な虐げられたインディアンは辛さに耐え悲しむことだけしかできない。

宋メール
1. 論長論短 No302

足を使って自分を変える

宋 文洲
私が日本に来た時、中国にいる恋人と別れました。それまでに恋愛と別れの
経験がなかったせいもあって留学の最初の1年間は大変つらかったです。
今、息子が同じ経験をしています。昨年から米国に行ったのですが、彼女との
別れに苦しんでいました。息子が私と同じつらい経験をしたのは遺伝ではなく
同じように遠くへ行ってしまったからです。
心理学者の統計によれば恋愛の成否には、両方の物理的な距離が決定的です。
数千キロ離れたままの恋愛の成功率は極めて低いようです。つまり、恋愛の
成功率は男女間の距離と反比例するのです。距離が近いほど成功率が高く
距離が遠いほど成功率が低いというわけです。
人間は思うほど自分で自分の精神を支配していないのです。人間の精神を一番
支配しているのは環境なのです。
以前イラン人の友人と宗教について議論したことがあります。「なぜイスラムを
信じるのか?」と聞くと彼の答えは「神の意思だ。」でした。「もし私のように
文化大革命の中国に生まれたらイスラムを知らないだろう。」と言うと「私は
きっと神を探しに行くだろう。」と答えました。
彼の信仰を尊重するためにそれ以上の反論は止めましたが、私は宗教だけではなく、
文化、習慣と思考パターンの殆どは人間が生きている環境に作用されていると思う
のです。本当に個人独自に属するものはわずかではないかと思うのです。
IT
バブルの時、大金を手にした知人の経営者が私の目の前で「お金の力はすごいね。
買えないものはない。」と言いました。「俺も清貧などの道徳論が嫌いだが、
俺が生きた中国の文革時代では金持ちが虐められ、お金の価値が皆無に近かった。」
と伝えると「俺は日本人だから関係ない。」と言って逃げました。
この知人ともそれ以上の論争を止めました。実際にその環境に置かれた経験が
ないとなかなか分かってもらえないと思ったからです。「勝つまで欲しがらない」
という「神風特攻隊」の環境を経験した日本人はたぶん私と同じことを言うでしょう。
話が飛びましたが、我々が日々考えていることの殆どは環境の産物であることを
理解すれば、自分や会社を改革する際にもう少し効率が良くなると思うのです。
同じ人間、同じ環境にずっと身を置くと間違いなく異なる発想を持たなくなる
のです。異なる世界に生きている人間のサークル、できれば異なる言語や異なる
文化と宗教を持つ人間のサークルに入ってみれば良いです。全く異なる世界に
少数派として身を置くとどれほど自分の「信念」が薄くて軽く見えるかを実感します。
「自分の信念を捨てなさい」という意味ではありません。全く異なる世界が
目の前で、普通に合理的に、そして場合によって美しく展開されると自分の中に
自然と変化が宿るのです。改革や革命のリーダーは異なる経験をしてきた
変人異人が多いのはこのためです。
「孟母三遷」を知っている方も多いと思いますが、昔から人々は偉い先生や
素晴らしい理念よりも環境が人間に与える力を知っていました。
「かわいい子には旅をさせよ」諺の本質も同じだと思います。
ノウハウの本を読み、著名人の講演を聞き、社内研修を重ねるような
「意識改革」は精神で精神を変える努力で、努力した気分になるのでしょうが、
効果が薄いのです。気分が優れないなら、出かけてみる。やる気がないなら
会社を変えてみる。人生がうまく行かないならば住む地域を変えてみる。
本当に自分を変えてみたいならば頭ではなく、足を使うのです。
今回の論長論短へのご意見はこちらへ
http://www.soubunshu.com/article/453124844.html

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今までの論長論短はこちら
http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/list.html



20170818
今日は14時からH氏宅で定例飲み会。14:00〜18:00
H氏奥様が準備してくれた。スコッチエッグがおいしかった。料理が上手な奥様によろしくお伝えください。

この3人は50年以上の付き合いだ。3人でいろいろなところへ行った。H氏は仲間のy氏とその婚約者と旅行へ行った写真を持ってきた。H氏はお邪魔虫で二人に付いていったのだ。
我々は20台前半から20年ぐらいは疎遠となった。私は数年は地方に飛ばされたこともあった。皆が忙しい時期だったのだろう。

今回は、写真の3人で夜行列車を使い大阪万博へ行った時の話で盛り上がった。
この旅行の時に大阪駅着後に駆け込んだトイレで個室に並んだときに、この2人は終わったのに、私の前の奴が中々出ないので困ったことを思い出した。扉をドンドンと叩いていたら隣に並んでいたおじさんが「こういうところで、ゆっくりされても困るよな」と話しかけてきた。宿は三ノ宮の国鉄宿舎。MH氏は行きの夜行列車中で仲良くなった女の子が、万博会場で我々を探してくれてどうしたとか言っていたな。
大阪からどうやって帰ったかを私は覚えていない。次回に聞こう。
私はどうだか判らないが、2人は良い人柄だ。
H氏の旅行アルバムには私も載っているので、アルバムを持って帰る予定だったが忘れた。次回に持ってこよう。

酔った勢いで、帰りにまたまた買ってしまった。メイジ。ザチョコレート。まずい木いちご味のチョコ。



20170814
gdp


20170811
渋谷でtと。

ここの麻婆豆腐は花椒が効いていて美味い。休日なのに混んでいた。



また食べてしまった。美味くない木いちご味のチョコ。

チョコは一口食べると止まらない。



20170809
横浜へ。

最近ビールが安い。186.7円/本(税抜き)

我々の世代はエビスだな。
安いと思って、つい24本も買ってしまったが、尿酸値が高いのでいままで金麦や麦とホップなどを飲んでいたのだ。まあ、最近は飲む量を減らしているから良いか!

汎用AIが出来る前でも社会の仕組みが大きく変わる。

AIで日本がリーダシップをとれるはずだった第5世代コンピュータはなぜ失敗したのだろう。原因が知りたい。


なるほど、目が一番大切だ。人の体調は見ただけで分かる。
また、スマホに画面、カメラ、マイク、スピーカ、振動機能が付いてるの生物にとって大事なものだからだ。匂いセンサーや温度計、圧力感知計、気圧計、発光(レーザ・レーダ)も必要だ。

クラゲやヒトデ、イソギンチャクには目があるのだろうか?






20170805
そらまちの「すみだ水族館」
今までに行った水族館の中で、コスパは最低だ。2050円/人。適正価格5〜700円だ。公営ならば350円。運営がオリックス社ならば分かる。ORIXは金儲け主義すぎるな。ORIXが提供する全ての商品はこのような悪どいものだと思ってしまい、二度と使いたくない気持ちが起きるものだ。

オットセイの体温は37.8度だった。

クラゲがきれいだった。昔、住んでいた葉山の海では憎らしい気持ちを持っていたものだが、光の具合で違うものだ。これは刺さないのでよいクラゲだ。傘をハタハタと常に動かしているのだから、透明なのに筋肉か腱があるのだから不思議だ。クラゲの誕生から10日までの姿を2日毎の箱に入れて大きくなる程度を見せていた。横で女性が「箱を2日ごとに動かすのかしら」と言った。咄嗟にそういうコメントを出すなんて頭がよい方だなと思わず顔を見たらきれいなかただった。そんなことを、なぜか思い出した。
クラゲは、傘を動かさないと沈んでしまうという。まあ、海水よりは比重が高いのは分かるから、生まれた時から死ぬまで動かし続けるのだろうなあ。肛門はないので口と同じである。傘を動かすときに口をパクパクしているのだ。動かないクラゲがプカプカと海面に浮いているのを見るが、水中の空気が傘に溜まったか、死んだクラゲが腐乱してきたのかな?



良かった。


no5000とは切がよい。


豆大福は大好物だ。榮太樓。

これもおいしかったぞ。さすがの榮太樓。
そういえば、缶に入っている榮太樓の梅干し飴はおじいちゃんの家にいつもあったな。私は黒ゴマが入っている赤いやつを贔屓にしていた。
そうそう、ゴマなしの赤色飴と味は同じなのだが、黄色っぽい飴は何故か損したような気がしたものだ。
55年ぶりに梅干し飴を食べてみたくなった。三越前の榮太樓に行って買ってみるかな。この飴は水あめ系の味で、あまり甘くないのだ。

パウンドケーキ風のお菓子。豆やチョコレート味で美味い。ボロボロと粉状になるのでお皿の上でスプーンですくって食べる。ボロボロにならないように工夫したほうがよい。高級感あり、すごくおいしい。


麦焼酎。原酒は度数が高い。




20170801

ドイツビール。ケーニク フォン ザクセン(ザクセン王)。美味くない。

195円

ニュージーランド産リンゴ。jazz。

小ぶりのリンゴ。350円/6個

ニュージーランド産リンゴ。ピンクレディー。

NZ Queen。ニュージーランドクイーンのほうがおいしい。
スーパーに両方とも399円/4個で売っていたので、ちと残念。
最近、食べたリンゴのランク。
NZ Queen>ロイヤルガラ>ピンクレディー>フジ=JAZZ かな。

フジ。おへそ部が白っぽい、多分農薬が付いているのだ。気になる。


まだ、淡水魚は避けないとだめだ。ウナギも台湾や中国かな。

人は何ベクレルなのだろうか。食べ物や地域によって変わるはずだ。

タコはヒトデなどより人間から遠い生物だが、知性が高くネズミ用の迷路を難なく突破する。詳しくはNHKの番組で。

タコは足と頭に頭脳(神経細胞の塊)があるという。9個あるのだ。マルチコアCPUだ。




ギボシムシ                     ヤムシ
 
ホヤが脊椎動物とは思わなかった。


遺伝子の数(人:31億)はイネ科の植物の遺伝子がヒトよりずっと多いことや、下等生物と考えられていたウニの遺伝子の数がヒトとほとんど同じであり、しかも70%がヒトと共通していることなどが判明すると、人間が遺伝子の数で他の生物より優位にあるはずだという予想は、間違いである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0

20170730
中国AI、米に肉薄 データ数で圧倒的に優位













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酒池肉林 自然の摂理に背く 阿辻哲次
2017/7/16付日本経済新聞 朝刊

 伝説によれば、殷の最後の王となった紂(ちゅう)は、古代ローマ帝国の皇帝ネロと並び称される暴君で、かずかずの悪行をおこなったとされるが、うちのひとつに「酒池肉林」がある。

 今の日本語で使う「酒池肉林」には、中年オヤジがまわりに女性をはべらせてヤニさがっているような、みだらなイメージがある。しかしこれは「肉」という字を女性の肉体と考えた解釈であり、この語の出典である紂の故事では、「肉」は食べる肉のことになっている。

 紂はある時、宮廷の庭にある池に酒をみたし、木の枝にほし肉をたくさんつるして、裸になった男女がそこで夜遅くまであかりをともして盛大な宴会を開いた。それが「酒池肉林」である。ここで裸の男女が夜に野外で遊ぶというのだから、夏に開かれたことは確実である。

 人民の苦労を忘れたそんな暴君のために殷はついに滅亡するのだが、ところでこの「酒池肉林」の話では、莫大な浪費もさることながら、夜遅くまで宴会を開きつづけた点も、王の罪悪のひとつに数えられている。電気などによる照明が普及するまで、夜に煌々(こうこう)とあかりをともすのは非常に贅沢(ぜいたく)なことだった。まして紂は広大な庭園で夜遅くまで宴をはった。照明はおそらくたいまつとかがり火だろうが、それに要した資材と労力もまたかなりのものであったにちがいない。

 近年に至るまで人間は日没とともに活動を休止し、翌朝まで休息をとってきた。「夜」という字がそのことを表しており、古い字形の「夜」は《大》(人の正面形)と《月》の組みあわせになっている。

 空に浮かぶ月を眺めながら、人が横になって休息していることを表すのが「夜」である。そんな時間に酒を飲み、肉を食らうのは、自然の摂理に背いた、とんでもない行為だった。紂が暴君とされる理由のひとつはここにある。

 しかし燃料事情の改善と照明器具の開発・進歩によって、人は夜もさまざまな活動をおこなえるようになった。これが人間にとって進歩なのか堕落なのかは、なかなか難しい問題である。次に眠れない夜があったら、暗闇の中でじっくり考えてみたいものだ。(漢字学者)

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個数示す「ケ」とは何か 阿辻哲次
2017/7/2付日本経済新聞 朝刊

 いまの中国では字形を大幅に簡略化した「簡体字」が使われているが、その中でもっともよく見かけるのが「个」だろう。「个」は矢印の記号ではなく、れっきとした漢字であって、日本語の「冊」とか「枚」のように数字と名詞をつなぐ働きをする文字だが、その本来の形は「個」であった。しかし「個」をどのようにいじくりまわしても「个」にはなりそうにない。「个」は実は「個」の異体字である「箇」の上にある《竹》を半分にした形からできたのだが、しかしそれは近代の文字改革によって作られた新しい字ではなく、非常に早い時代から「個」の俗字として使われていた。戦国時代に作られた文献『春秋左氏伝』のなかにも、すでにその用例が見える。

 ところで活字体での「个」は三画になるが、実際に中国人が手書きで書く時にはすべての筆画を続けて書くから、結果的にカタカナの「ケ」とよく似た形になる。これが日本語で「ケ」を「個数」の意味で使うようになった由来であり、もともとは中国から輸入された荷物の箱などに「个」という字が手書きで書かれていたのを、日本人が「ケ」と誤読したのが始まりだろう。

 中国語の授業でものを数えるときのことばを説明する時の余談として、「リンゴ三ケ五〇〇円」と書くのはこのような理由によると説明すれば、学生は興味津々として話を聞く。しかしそれと同時におこなう「目に一丁字(いっていじ)を識らず」という表現に関する話が、まったくウケないのは実に悲しいことである。

 「目に一丁字を識らず」、あるいは「目に一丁字無し」とは、文字を読む能力がまったくないことをいう表現であり、またそこから意味が転化して、たとえば映画などで字幕が変わるスピードが速く、字が全然読めない時などにも使われることがあるが、これはもともとは唐代の張(ちょう)弘靖(こうせい)という人物の伝記に、「今天下は無事なり。汝らは両石(りょうこく)の力弓を挽きうるも、一丁字を識るにしかず」とあるのが出典である。しかし「一丁字」とある部分は本来は「一个字」(=一個字)と書かれるべきで、「丁」は実は「个」を誤り写したものなのであった。(漢字学者)

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席」を同じうせずの誤解 阿辻哲次
2017/6/25付日本経済新聞 朝刊

 拙宅の子供は中学校から私立の女子校と男子校に進んだので、多感な時期に学校で異性と机を並べて勉強した経験をもっていない。ずっと男女共学だった私はそれを不幸なことと考えるが、しかし子供たちは同性だけの方があらゆる点で気軽だと主張し、さらに女子大学を卒業した家人もそれに同意する。

 戦前の日本の小学校は、男女が同じ学校の敷地にはいたが、三年生以上はクラスが男女でわかれていた。おそらくどこかのガチガチ石頭…
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雨は占いの対象だった 阿辻哲次
2017/6/18付日本経済新聞 朝刊

 空から降ってくるアメをあらわす文字を作ってごらん、と子供にいえば、どこの国の子供でも、きっと水滴が空からしたたり落ちてくるありさまを絵に描くことだろう。じっさい「雨」という漢字は、こうして作られた。

 よく知られているように、文字は絵からはじまった。ヤマやサカナなど具体的に目に見える実体のあるものは、どこの国の人が描いてもだいたい同じような形になった。だから古代のエジプトやメソポタミア、あるいは中国などで作られた象形文字では、ヤマやサカナ、ウマ、あるいは樹木などがだいたい同じ形に書かれている。雨もまたしかりである。

 「雨」という漢字は、いま見ることができる最古の漢字である「甲骨文字」にも頻繁に登場する。

 甲骨文字とは、王と国家にとって重要な事柄に関して神のおつげを得るためにおこなわれた占いの記録である。中国だけに限らず、古代の人々は重要な事柄を決定する際には、人間の知恵だけによるのではなく、かならず神様のお考えをうかがった。しかし神のお告げは見たり聴いたりできるものでない。そこでおこなわれたのが占いで、古代中国では亀の甲羅や牛の骨に熱を加え、その時のヒビの入り方によってお告げを読みとった。占いが済んでから、いつだれがどんなことを占ったかを当時の文字で書き記した。この文字を、亀の甲羅や牛の骨に刻まれたことから「甲骨文字」という。

 実際に占われた重要事とは、たとえばライバル国家との戦争や狩猟、王の祖先に対する祭祀(さいし)の可否、それに農業生産の収穫がうまくいくかどうかといったテーマだが、それらに混じって、「今夜は雨が降るだろうか」という降雨の予測が、かなり頻繁に占われている。

 甲骨文字が使われた時代の人々は、天気まで神さまにたずねていたようだ。雨漏りのしない家に暮らす現代人とちがい、原始的な家に暮らしていた古代人にとって、降雨は迷惑だったにちがいない。亀の甲羅に刻まれた「雨」という字を見ていると、狭い竪穴式住居の中で身を寄せあい、じっと雨を避けている家族の姿が頭の中に浮かんでくる。(漢字学者)


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朋は同級生、友は同僚 阿辻哲次
2017/6/4付日本経済新聞 朝刊

 「朋(とも)有り遠方より来(きた)る、また楽しからずや」。いうまでもなく『論語』冒頭にある有名な文章だが、ここではいまの日本人におなじみの「友」でなく、「朋」という漢字が使われている。これについて『論語』のある注釈は、「師を同じくするを『朋』といい、志を同じくするを『友』という」と説明する。現代風にいいかえれば、「朋」は学校の同級生、「友」は会社の同僚、ということにでもなるだろうか。

 論語では「友」ではなく「朋」がやってきたというのだから、昔の同級生が遠くからはるばるやってきたというわけだが、では彼はどのようにしてやってきたのだろうか。なにせ孔子の時代だから、鉄道や車などはもちろん使えず、歩いてやってきたにちがいない。また通信手段とてほとんどなにもない時代だから、その「朋」はおそらく事前の通知もアポイントもなく、いきなりやってきたのだろう。それはきっと、とてもうれしかったことにちがいない。

 「朋」は《月》が並んでいる形になっているが、この《月》は《貝》が変形したもので、「貝」は古代においては財産のシンボルであった。「朋」はそんな財産の象徴であった貝をいくつも紐(ひも)でつないだ形で、多くの財宝を意味する文字だったのだが、それがやがて「友だち」という意味で使われるようになったのは、「朋」が「鳳」と同じ発音であったからだという。

 鳳は地上に理想的な平和が実現された時に出現する想像上の鳥とされるが、画数の多い漢字なので、古い時代には「鳳」のかわりに、より簡単に書ける「朋」でその鳥のことを表すこともあった。

 鳳は鳥の中の王様であって、王様であるかぎり、大勢の家来がつきしたがう。そのことをふまえて、中国最古の文字学書であり、漢字研究の聖典とされる『説文(せつもん)解字(かいじ)』は「朋」と「鳳」を同じところに配置して、「鳳飛びて群鳥従うこと、万をもって数う、ゆえにもって朋党の字となす」と記している。

 朋(=鳳)が飛びたつと、1万羽以上もの鳥があとにつきしたがう。それで「朋」の字に「朋党=仲間」という意味ができた、というわけだ。(漢字学者)


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「華」から「花」への定着 阿辻哲次
2017/4/9付日本経済新聞 朝刊
 桜前線が北上中だ。しばらくすると、いたるところで、さまざまな花が咲き乱れる。まことにうれしい限りである。花は人生に潤いをあたえてくれるからだろう、花がきらいだという人はめったにいない。そしてこの「花」という漢字は画数が少なくて書きやすいし、日常生活に身近な意味を表しているから、この字を難しいと感じる人もまずいない。

 「花」は日本でも中国でも非常によく使われる漢字だが、しかし実はその素性がよくわからない。古い文献での用例はほとんどなく、古代中国の権威ある字書にも登場しない。古い時代に「はな」を表した漢字には「英」や「榮」、「華」などがあり、「英」はもともと「はな」という意味、著名なデザイナーの「英恵」さんが「はなえ」と読まれるのはそのためである。「榮」と「華」も「はな」のことで、両者のちがいについて『爾雅(じが)』という古代の字書は、「榮」はユリやキクのように草の形で咲くもので、それに対してサクラやウメのように樹木に咲くものを「華」という、と説明する。

 おなじみの「花」は、「華」の下部がややこしい形なので、それを同じ発音で簡単に書ける《化》におきかえた略字である。世間には、草の緑色がさまざまな色に「化ける」から《化》が使われているのだと説く人がいるが、それはなんの根拠もないでたらめである。

 「花」という形は、中国の北朝時代(五世紀から六世紀)に岩壁に刻まれた碑文にしばしば登場する。この時代には岩壁や洞窟に多くの仏像が彫られ、その横に仏像を作った由来などが刻まれた。岩壁に文章を刻む時には鉄のノミを使うが、硬い岩に複雑な漢字を刻みこむのはやっかいだから、ややこしい部分はおのずから簡略化されることになる。

 こうしてこの時代に多くの略字が作られ、うちの一つとして「華」の簡略化字形として作られた「花」が、やがて世間に定着していった、というわけだ。

 しかしこうして「花」が広く使われるようになってからも、「花」と「華」には意味上の使い分けがあった。中華料理を中花料理とは書かないし、「華美」や「華麗」に「花」を使うこともない。(漢字学者)



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上海「陽春麺」に釣られ 阿辻哲次
2017/4/2付日本経済新聞 朝刊

 出張で上海にいた時、昼飯時に街を歩いていると、あるレストランの窓にメニューが張り出されていて、そこに「陽春麺」と書かれていた。おぉこれはいい名前の麺だ、きっと青春の活力を取り戻せるように具がいっぱい入った「五目ソバ」にちがいないと思って、さっそく店に入り、喜びいさんで注文したところ、運ばれてきたのは、なんとネギ以外になんの具も入っていない麺、つまり「かけソバ」だった。

 ボリュームはあるし、スープの味もなかなか結構なものだったのだが、具がなにもないのはやはりさびしいものだ。そしてなにも入っていないのに、「陽春」という華やかできれいな名前がついているのがちょっと不思議だった。

 いったいなぜそんな名前なのか、とお下げ髪のウエートレスにたずねると、彼女はちょっと困った顔をした。どうやらわからないらしく、彼女が台所に引っこむと、代わって哲学者を思わせる風貌をした店主が出てきて、「陽極まりて陰生ず」と書いたメモをだまってさしだした。中国ではソバにも陰陽の哲学が関係しているらしいと感動したものだが、それにしてもよくわからない名前だった。

 どうにも不思議だったので、帰国してからあらためて辞典を引いてみると、次のような説明が載っていた。

 中国では季節の推移を陽と陰の移り変わりで説明するのだが、上海のあたりでは陰暦十月の別名を「小陽春」という。太陽暦の十一月初めから半ばの時節で、そのころにはしばしば「小春日和」の日があるから、それで「小陽春」というらしい。そしてそこから「陽春」が民間で数字の十を表す隠語として使われるようになった。

 具がなにも入っていない「かけそば」は、もちろん一番安い麺で、かつては一杯が十文だった。それで値段を隠語で表現して「陽春麺」というようになったとのことだった。

 中国にはさらに「陽春教授」もいる。無能なるがゆえに役職をなにも与えられていない教授のことを、「かけそば」の比喩でそういうらしい。実に皮肉な言い方をするものだ。

(漢字学者)
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なぜ「漢字」とよぶのか 阿辻哲次
2017/3/12付日本経済新聞 朝刊

 漢字はいうまでもなく中国で生まれた文字である。そして日本では非常に早い時期に中国から漢字を受容し、さらに漢字からひらがなとカタカナを作って、それらをまじえて日本語を書く表記形態を開発したのだが、それでは中国で生まれた「日」「経」「新」「聞」などの文字を、いったいなぜ「漢字」とよぶのだろうか?

 「漢」という字は古代中国の王朝名に使われており、その漢の時代に作られた文字だから「漢字」というのだ、と考えている人が世間には時々おられるが、それは大きな誤解である。

 いま私たちが見ることができるもっとも古い漢字は、紀元前一三〇〇年あたりから使われていた「甲骨文字」や、それと同じくらい古い「金文」(青銅器の銘文に鋳こまれた文字)である。いっぽう劉邦が宿敵項羽を倒して中国を統一したのは紀元前二〇二年のことだから、漢王朝ができる一千年以上も前から漢字は使われていた。

 だから「漢字」の「漢」が王朝の名前に由来するものではないのだが、それでは「漢」とはいったいなにかというと、それは実は民族の名前なのである。

 漢字の故郷である中国は、合計五十六の民族から構成される多民族国家であり、国内で使われている言語は決して一種類ではない。たとえば北朝鮮と中国との国境付近で中国側にいる人々は、中華人民共和国の国民だが、民族としては朝鮮族が多く、朝鮮族であれば日常的に朝鮮語を話している。同じように内モンゴル自治区に暮らすモンゴル族の人々も、国籍としては中国人だが、日常的にはモンゴル語を使う。いわゆるシルクロード地域や、西南の雲南省などでは多種多様の民族が入り交じって暮らしていて、そこでの言語事情はまことに複雑だが、各民族の人は基本的に自分たちの民族語を話している。

 このような多民族多言語国家に暮らす人々のなかで人口がもっとも多いのが漢民族で、実に人口の九十五%を占めるという。この漢民族が話す言語を「漢語」といい、その「漢語」を書くための文字を「漢字」というわけだ。(漢字学者)

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「共通文化の漢字活用」提案 日中韓文化相会合
2014/11/30付

 日本、中国、韓国の文化政策を協議する日中韓文化相会合が30日、横浜市で開かれた。下村博文文部科学相は3カ国で共通して使われている808字の「漢字」を文化交流に活用することを提案し、中韓の大臣らと意見交換した。下村文科相は会合後の記者会見で「漢字の活用を一緒に考えていきたい」と述べた。

日中韓文化大臣会合を終え、記者会見する下村文科相(中央)ら(30日午前、横浜市西区)
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日中韓文化大臣会合を終え、記者会見する下村文科相(中央)ら(30日午前、横浜市西区)
 漢字を使った文化交流は、学識経験者や元政治家らでつくる日中韓賢人会議(日本経済新聞社、中国・新華社、韓国・中央日報主催)が提唱。4月に808字の「日中韓共同常用八百漢字表」をまとめた。文化相会合では同表を基に意見が交わされた。

 共通漢字の選定に関わった阿辻哲次・京都大大学院教授によると、「星」「力」など808字の大半は3カ国で意味や字形が同じ。ただし「走」は中国では「歩く」という意味で使われるなど、字形は同じで意味が異なる漢字もある。4月の賢人会議では都市の標識に活用したり、学校の書道の授業に使ったりなどの提案があった。

 この日は下村文科相が両国の大臣らに共通の文化である漢字の活用を提案し、検討していくことになった。

 文化相会合は2015年の「東アジア文化都市」に新潟市、青島市(中国)、清州市(韓国)の3都市を選んだ。若手芸術家を互いに派遣し合うことや、著作権を侵害する海賊版対策のため関連法規を強化することなどを盛り込んだ共同声明を発表した。

 また、下村文科相が長崎県対馬市から盗まれた仏像2体の返還を29日の会談で要請したことについて、韓国の金鍾徳文化体育観光相は30日の記者会見で「司法府の判断に従う」と述べ、韓国司法当局の判断を待つ考えを示した。







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2017/07/30



2017/07/29(土)
飲み会の前に大丸で買い物。

その後、mhと今日も、てんぐ酒場経由ケネディハウスへ。土曜だからか60%の入りだった。

sとおととい入れたウイスキーを頂く。


京浜東北でゆっくり帰る。雨だったのでタクシー。


「アルマ」がとらえた原始惑星系のサイズを右の太陽系と比較(右図・NAOJ)
2014年11月、おうし座「HL星」。太陽系より大きいな。

2017/07/27(木)
sとケネディハウス。おかべともみLIVEへ。

前回は、最前列で騒いで歌を妨害したためか、前フロアの一番後ろ席だった。
Sの店なのに申し訳ない。oは満席で参加できず。

来月は行けない。






小池知事が税率を低く金融業界を改革できれば、3年後には地滑り的勝利で首相だ。


80年代の通産省主導で行ったが、欧米に足を引っ張られて失敗した計画、推論マシン(第五世代コンピュータ)はGoogleでは既に作られているのだ。

今の日本には、追い上げて開発できる力がない。

20170726
一番近くの近くのスーパーに木いちご味が売っていた。

美味くないが、思い出の味だ。包装紙の内側は銀紙だ。

放送大学でトクサ(下写真)がシダ類とされていたのが、意外な気がした。
そうすると姿の似ているツクシ(スギナ)もかなと思ったら、当たりでシダ類だった。から

シダ類は胞子を飛ばして繁殖する。酵母やカビやキノコも胞子だ。同じ仲間なのだろう。
20170721
所用で霞が関へ。

渋谷。tと。



20170719
昨日のプライムニュース。
アベノミクスの話だった。金利が上がり始めたら3〜400円/ドルになる話があった。誰が考えても同じだね。しかし、3〜400円/ドルは、円は将来、ドルは現在の貨幣価値でということだろう。前に書いた通り円もドルもユーロもすべての通貨の価値が2倍以上下がり、物価が上がる。160〜200円/ドルで安定する。金は4倍かな、金に逃げるのが正しいのか、外貨なのか?きん50、外貨50かな。



小ぶりのグレープフルーツだが、米国産より大きい。
南アフリカ産スタールビー。4個/379円。種がなくおいしい。
リンゴ。NZ Queenも。4個/380円。


20170715
いいんじゃない。
欧州では国家間や海底送電や高圧直流電送も当たり前のことだ。
孫社長はすごい。正しいあるべく日本社会と正しい経営が見えている。
ソフトバンク アジア送電網計画、本格化…20年開始目標

毎日新聞2017年7月11日 14時10分(最終更新 7月11日 14時10分)

 ソフトバンクグループが中国、韓国、ロシアの電力会社と共同で、モンゴルで発電した電気を日本へ送る計画を進めている。送電線を敷く海底の調査などを今年度中に終え、早ければ2020年の送電開始を目指す。国内の受け入れ体制など課題も多いが、壮大な構想は実現するのか。

 モンゴル南部の南ゴビ砂漠。ソフトバンクは現地企業とともに22万ヘクタールの土地を確保した。原子力発電所7基分に相当する700万キロワットの風車を建設。そこで発電した電気を、国境をまたぐ送電線で日本へ送る計画を描いている。

 きっかけは11年9月、太陽光や風力などで生み出した電力を、アジア全域に張り巡らせた送電網で各国に供給する「アジアスーパーグリッド(大送電網)構想」を孫正義社長が提唱したことだ。同年の東京電力福島第1原発事故と、それに伴う電力不足を受け、原発に頼らずに電力の安定供給を実現することが狙いだった。

 電力不足は火力発電の稼働増で解消されたが、ソフトバンクは「国内の送電システムだけに頼るのはリスクが大きい。海外も含めて電力の調達先を増やすべきだ」として、その後も計画を進めてきた。

 昨年3月には中露韓の国営電力会社と送電網の調査・企画に関する覚書を締結。中韓とロシアをそれぞれ経由する2ルートの予備調査を終え、今年4月に海底調査に着手した。

 ソフトバンクによると、モンゴルの潜在的な発電能力は風力と太陽光で年間約13兆キロワット時に及ぶ。30年の日本の総需要の13倍にあたり、アジア全域の電力需要を賄える計算だ。まずはモンゴルから日本や中韓、ロシアへの送電を目指し、将来的には電力需要が伸びているアジア各地へ輸出することも視野に入れる。

 採算性は調査中だが、通信ケーブルを海底に敷設するノウハウの応用などでコストを抑える方針。ソフトバンク広報は「日本から安定供給の技術を提供する代わりに安価な電力を得る。コストは見合うとみている」と自信を見せる。

 だが、課題も多い。日本では電力大手10社がそれぞれ管内の送電事業を管轄し、国内ですら越境送電の規模拡大は難しい。海外から来た大量の電力を行き渡らせるための調整は難航が予想される。日本には国際送電を想定した法律がなく、法整備も必要だ。

 有事の際に他国から送電を止められるリスクなど、安全保障面でも懸念がある。経済産業省幹部は「海外電力への依存度を高め過ぎるのは危険」と指摘する。

 東京理科大の橘川武郎教授(エネルギー産業論)は「国際送電は技術的に可能だ。海外からの電力供給が増えれば、電力小売りの競争も活発化するだろう」と評価する。一方で「中国やロシア政府に主導権を握られないよう注意すべきだ」と指摘する。【岡大介、宮川裕章】


20170710
ニュージーランド産リンゴ
NZ Queen。ニュージーランドクイーン。小ぶりだ。
初めて食べた。ロイヤルガラや国産のフジよりおいしい。

380円/4個。

2回目の購入(20170714 虫食いの穴が開いていた。殺虫剤を使わないで実を生らせたということだ。NZ Queen、加点だ。
日本産のリンゴは殺虫剤まみれだから、虫穴はこの50年に見たことがない。

ジューシである。果物好きの〇さんに食べてもらいたいなあ。

日東紅茶。西友で368円/100袋

毎日、2杯お世話になる。ストレートかミルク。
お土産にもらったインド産の高級紅茶と比べると香りも味も比ぶべくもないが、そんなのはもうない。
淹れるのが簡単だし安い。現在でOKストア379円/100袋のリプトン紅茶と10年前に比べた。もちろん10年前は値段は変わっているだろう。そのときにリプトンよりよりおいしいと判定したのだが、1年ほど前に、〇さんから「イギリス人は、一番シンプルなリプトンが一番旨いと言う」との話を聞いた。多分、上記の379円/100袋か379円/50袋のイエローリプトンのことだ。次はイエローリプトンにしようかな。ただ、白湯を飲むのはいやだから飲んでいるだけなのだから。ちなみに、私はお茶はほとんどペットだ。

私は、ガン年齢なのでどのくらいの頻度で起こすのかが出ていたので忘備録用。(放送大学)

DNAの複製は10000回に一回エラーなんだ。すごく高い。ほとんどが体のメカニズムで修復するので何事もなかったのようかになる。しかし、10億(1,000,000,000)から100億回に一回突然変異するのだ。人間の体は60兆個の細胞なので、一回の体細胞入れ替わりで6万個が異形になり、その中の一部が腫瘍になり、その中の一部がガンになる。白血球や血漿や赤血球の寿命は一週間といわれる。白血病が多いのはそんな理由だな。加齢でDNAの修復機能が落ちるが、運動で落ち込みを防止できるらしい。暑くても散歩をしないとダメだな。

痴呆症の予防にもなる。ストレッチは効果がないのだな。




20170709
H氏宅での定例飲み会。hid氏参加。背の順に並ぶ。

今回もH氏と奥様が準備してくれた。ありがとう。
皆さん、体に気を付けている生活をしているようだ。今週から休肝日を作ろうかな。
私はえんじ色のシャツを着て参加した。
kさんから何度か「お前は安物大好き人間だな。安物しか持たないなーァ」とからかわれたことがある。これは送料込みで税抜き786円(849÷1.08=786.1円)だ。



おもしろい。名目GDPは1997年に記録した536兆円をピークとし、2010年には1997年より63兆円少ない473兆円にまで低下したが、500兆円とすると、0.0%のインフレならば、保有国債の中から10兆円を焼却するのだ。1%ならば5兆円を焼却ということだろう。
しかし、お金を使わない国民に対する罰金みたいな政策である。円資産を持っている人は、外貨に逃げなさいという政策でもある。日本的な現実政策としては、インフレ達成まで目標インフレの20%相当を焼却するというようなものだろう。マイナス部分は50%。0%インフレだったら2兆円、1%だったら1兆円、マイナス1%だったら、2.5兆円(マイナス部分)+2兆円(0から2%分)=4.5兆円焼却というぐらいだろう。
最初の1〜2年はプラス部分は10%相当で開始して様子をみてもよい。



20170707
最近、種があるので避けていたグレープフルーツだが、大好物である。他に良い柑橘類がなく、小ぶりなので買ってみた。カルフォルニア産。スタールビー。star ruby。白いグレープフルーツと違い、ほとんどに種がない。手で外皮がむける。甘皮(綿皮)は厚いがむければむいて、むくのが面倒ならば食べてしまえばよい。果肉はオレンジぐらいの大きさになる。おいしい。安い(4個、299円)。リピータ決まりだな。

数日後に買いに行ったがもう売ってはいない。人気の柑橘類なのだろう。
サツママンダリンもあれ以来見ない。
2度と食べる気のしない種が入っているデイジーマンダリンはまだ売っている。


日本の物価がまだ高いのは海外旅行すればすぐわかる。

また、価格比較が簡単にできる社会になったのだ。
最近、アマゾンで靴を買った。まず、イトー〇ー〇堂へ買いに行った。いくつか履いて試したら税別定価16000円が良かったが、ここイトー〇ー〇堂で14000円。高くて買えないと思い、型番を覚えて隣のイオンへ行ったが靴売り場に行く前に魚を買ってしまった。しかたなく帰る。家で、同型番をアマゾンで見たら税込み9200円。ポチる。そういうことだ。衣類もアマゾンが多い。ユニクロにはもう2年間行っていない。
文具はペン系以外は100均で買う。ペン系は少しでも書きにくくなれば捨てるが、旅行中のホテルで時折ガメるから要らないし、ホテルのものは100均よりは長持ちし10年使える。そういうことでもある。
赤ペンや蛍光ペンはアスクルで買う。そういうことなのだ。
更にもう年金生活なので、食品は近くのスーパーでなく、遠くのネットスーパーでまとめ買いしたり、少し遠くなる(片道700歩)がOKストアで買う。コンビニでは切手やハガキ、コピー、税金支払いしかしなくなった。そういうことになっているのだ。朝の散歩時にセブンイレブンからコーヒーの良いにおいをぷんぷんさせた紙カップを持って出てくる人を見るが、大体が生活が豊かそうでない安サラリーマンばかりだ。リンゴも国産の冷蔵ものよりニュージーランド産のほうがおいしいことを発見したし、香港が長寿で日本を抜いたということは、中国産の農産物は寿命に影響がないということだ。国産信仰を信じてはいけないということである。国産農作物や近海魚類に多い放射能がガンを発生させるのは事実である。
これからは、シェア社会にもなる。高額な工業製品は値上がりが望めないな。世界NO1会社だけが儲かる社会なのだ。最近、車を買い替えようと思ったが、自動運転車登場まで待とうかと悩んでいる友人もいる。まだ会社員をしている友人が言っていたが、最近の新入社員は太っていないという。タバコも吸わない。小食で、健康志向であるということだ。お酒も飲まない若者が多いという。フィットネスクラブやプールはジジババばかりだ。


20170704
yさんから借りた本

yは明日から欧州旅行だそうだ。





国民全体







yと。魚はうまいが価格が高い。席の大衆酒場風と価格が合わない。経営者が勘違いしている。
そのため、雰囲気は良くない。煮つけは美味かった。刺身を止めて煮つけを2品にするのだった。

先週の1日(土)に行った八重洲の八吉のほうが、少し高いぐらいなのだから全然よい。場所も町田と東京だ。

20170703
美味い。下の6個は、食べ始めたら止まらず、3日で食べてしまった。

上チョコは、味わいを変えるという靴底のような切込み(下)がない。
切り込みがあるチョコは、 割って6回に分けて食べるらしい。


20170702 10:30


木いちご味。懐かしい思い出がある味だ。美味くはない。ピンク色はリピータ決まり。

近くのスーパーでは、ピンク(木いちご)は売っていなかった。(20170711)
私が中学1年の時に、親父がドイツへ行って買ってきたお土産が、木いちご味のチョコだったのだ。それ以来食べたことなどなかった。何故か覚えていて、すごく懐かしい味がした。咄嗟には気付かなかったが箱を見たら木いちごの絵が描いてあり「やっぱり、あの味だ」と、昔の情景を思い出した。

私はチョコが大好きだ。


これからは金だな。




20170701(土)
良かった。鳥瞰図を描く画家だ。


回廊で。

東京駅丸の内北口が見下ろせる。今まで東京駅ステーションホテル内の施設だと思っていたが、ギャラリーの中だったのだ。建て替え前のギャラリーはこの場所でなかったので勘違いしていた。

900円。



〇さんがケーキやパン、チョコレート、せんべいを持ってきた。
ケーキやパンは全て、チョコの一部は八吉や2次会で食べる。2次会ではせんべいも食べた。これらは持ち込み。


ハタの煮つけが美味かった。私は煮魚が好物なのだ。


2次会。ここに宿をとった〇さんと。鉄鋼ビルが目の前に出来てしまい景色は良くないラウンジだからか、空いていた。シャングリラのバーは数度目だがここは初めて行った店だ。

ポテトフライと持ち込みのケーキを食べる。

帰宅は11時ちかくなった。電車が人身事故で大幅に遅れ大混雑だった。東京駅から1時間半以上かかる。

20170630

これからは米独韓かな。

それにしても80年代の日米貿易交渉で、日本の独壇場だった半導体技術を韓国へ移転させた通産省の黒田審議官の罪は重いな。
当時の新聞記事を覚えている。半導体は産業の米だ。そして半導体工場は建設に5000億円かかる。これは韓国の国家予算レベルだから、このような巨額の投資ができるのは日本と欧米しかできない。
韓国へ技術移転は心配ない。というものだ。
今年サムソン電子は中韓で3兆円の工場建設を行う。東芝は半導体事業のすべてを売っても、1.5〜2兆円である。

30%と100%の違いはなんだろう。
30%は良くて100%はダメな理由はなんだろう。
日銀は9割は国債、一割はETFなのかな?
欧米は4%のインフレを10年。日本は8%インフレを10年続けると
それぞれ20%と46%になる。20年だと13%と21%
インフレを6%と12%にすると10年で17%と32%、20年で9%と10%だ。
25年だと8%と7%で残高逆転する。
しかし、そもそも出口って必要なのだろうか?


20170629
ケネディハウスへ。会社同期のs、oと。隣席のt氏は同じ会社で、sがi県で仕事をしていた時の顔見知りだった。偶然である。t氏は初めて来たと言っていた。


騒がないでくれと注意を受けた。最前列だったので申し訳なかった。
久しぶりの深酒。
N駅で急行から普通への乗り換え時に、駅ベンチで30分以上寝てしまった。
最寄り駅からも千鳥足だった。1:00頃帰宅。動画


20170628 74.8
アマゾン。最近は楽天やyahooオクなどは全く使わない。アマゾンはすごい会社だ。日本法人トップは中国人なのかな。日本人にしなかったのが良かった例だ。
この数か月は、アマゾンとOKストアと西友でしかものを買ったことがないな。
アマゾンは一兆円の売り上げがあるというが、法人税は日本で支払わなくて良いらしい。日本で大きな問題になっていないのは、楽天の三木谷氏はパナマ文書で脱税が疑われた人物だからと関係があるのかな。楽天やyahooオク、DNAなども同じことをやっているのかもしれないな。

20170627
デイジーマンダリン。外皮が厚く、種があり甘くないのでダメ系。皮をむくとミカンの大きさ。

6個/379円。〇さん用にサツママンダリンを買いに行ったが売っていなかった。同じ棚には代わりにこれを売っていた。食べてみて人にあげるようなものではないことが分かった。種ありと書かれているが小さすぎて気づかなかった。
サツママンダリンが良い。


20170624
散歩した。1万1千歩。新宿方向。

皮が厚く手でむきにくい。種が無いのはよい。

89円/個

2017/06/23
所用で霞が関へ。文科省や金融庁が入るビル。低層階の表だけが古い姿だ。


2017/06/21
品川の臨海地区で飲み会。会費\5k/人。
時間は片道2時間近く。交通費も往復1200〜1500円かかる。東京の難所だな。

ニュージーランド産リンゴ。ロイヤルガラ。

ちと小さ目だが、ジューシー。380円/4個。リンゴは秋のものだから、国産のリンゴを今の時期でも売っているのが不思議である。ニュージーランド産だったらわかる。リピータするぞ。
2回目に買ったものは特にジューシーでなかったが、国産並みだな。3回目は多少ジューシー。

2017.06.20
本当なのか?民間銀行は国民の預金の400兆で政府から国債を買い、400兆+αで日銀へ売り銀行の日銀口座へ400兆+αが入る。政府側に400兆の現金が入ったことになる。政府は400兆円を使ってしまったのだから、市中に、緩和政策を通じて400兆円のお金がばらまかれていることだけではないのか?
預金者の国民が銀行からお金を引き出しても、銀行は日銀口座に現金があるからそこからお金を引き出すのだ。また、国民の預金は銀行の日銀口座と国債間をぐるぐる回っているのだろうから、実際の国債買いにいくら銀行が使っているかはわからない。
GDPの拡大とは、@速い速度で市中のお金がぐるぐる回る。A外国からお金が入ってくる。B政府がお金をバカバカ刷る。Cお金を刷る以上の円高になる。なんていう理由だろう。GDPが小さくなるのは@市中のお金が回らないA外国にお金が出てゆく。B円安だ。
現在は400兆円も政府がお金を刷っても、国内では使い道がないから海外へお金が出て行ったり、日本は物価がまだ高いままで国際水準じゃないから、円安にもならないいうことではないのか?
気づかないうちに5年前に比べて、現金の価値は間違いなく減っている筈だ。特に日本の労働生産性が低い国になってしまったのだから、もうじき円安という形で調整されるのが自然だろう。調整は行き過ぎるのが普通で、米国はドル高を嫌がるだろうから、一時的に240〜300円/ドルになって160〜200円/ドルで収束かな。その時は、世界的にお金の価値が半分に下がっているだろうから、資源や金がとりあえずの逃避先かな。つまり円の価値は30%になる。

20170618
散歩。1万500歩。

正面に青白煙突(都築のごみ焼却場)。左に横浜みなとみらいのビル群。
20170617(土)

中国はすごい国になっているのが、分かる。

中国語だと競争が激しく難しいので日本語で東大受験をする中国人学生が増えているそうだが、滑り止めという。そこからMITやハーバードなどの大学院へ行くステップなのだそうだ。
2040年には、AIや機械化で日本人の6〜7割が無職になるという。生活保護世帯が5割以上になるということだ。もうグローバルに、仕事の争奪戦が始まっているのだが、気づいている日本人が少ないということなのだろうか?


柑橘類好きな〇さんにあげようと思い昨日ミネオラタンジェロを買いにいったのだが、売っていなかった。代わりにサツママンダリンを買った。しかし事情があり本日(土)に出かけなかったので、自分で食べることにした。普通のミカンより甘くおいしい。小粒のミカン。

グローバル化とは一年中ミカンが食べられることでもある。10個入りで298円。輸送費をかけ人件費が高い国のオーストラリア産ミカンでも、日本のハウスミカンより安いのだ。季節労働者を海外から入れているからかな?グローバル化とは、サービス価格を除き一物一価の世界でもある。また、積極的に食べよう。


2017/06/15(木)

とある公園で。右1/3のところにあるのが新宿副都心。関東平野は広いなあ。

20170611(日) 14:00〜18:00 H氏宅。

翌日は例のごとく二日酔い。最近は少し飲んだだけでも二日酔いだ。体の抵抗力が弱くなっているのだろう。ガンにもそんな理由でなるのだろうな。


06/07(水)
tと飲み会


所用で外務省の建物横を通る。
45年前によく行ったなあ。懐かしい建物である。


20170605

kさんのお土産。ありがとう。青島ビールはキリンやアサヒと提携しているが、このビールはおいしいビールではない。

20170603
ギンザシックスへ。すごい人混みだった。
13階にはガラス瓶入り100g10万円のコーヒー豆を売り、コーヒーを飲ませる店がある。100gで5〜6杯飲めるのだそうだ。一杯2万円のコーヒーを飲む人などいるのだろうか?そういう価値観を持つ人は、私には理解不能だな。一番安い豆で100g/1万円だった。店には数人のお客がいた。出てくるお客へ店で飲んだコーヒーの余った豆が入ったボトルが手渡されていた。紙袋入りのボトルを手渡されたお客は一例だけだが、お客に笑顔はなくブスッとしていた。入口にメニューが無いので、普通のコーヒー店と思い騙されて入った人なのだろうか。GRAND CRU。入口に価格が明記してあるメニューが置いていないなど問題が多い店だ。

ギンザシックスの事務所はそういう人が出ないような仕組み作りの指導がが必要だな。

花粉症で絶不調。
〇さんから頂いた温室ミカン。甘くておいしい。

5個入りだったので一つ食べてしまった後。

このパンは何年か前に買って、パンは歯ごたえが良いが味はあまり良くないと思ったパンであった。




20170602
w氏、来る。神田で一杯。

懐かしい楽しい時間を過ごした。
ありがとう。おいしい。
時間つぶし。


2017.05.30
面白いく、正しい。
http://www.news-postseven.com/archives/20170518_550762.html
http://www.news-postseven.com/archives/20170524_557901.html?PAGE=1#container

2017.05.29
個人投資家を食い物にしようとするものであることは間違いない。
問題は2011年から言われてきたが、日本はアメリカに押される形で規制をしてこなかった。
過去の記事 01 02 03 04 05 06   高速取引での1237勝1敗の成績には公平ではない何かがある。


子取引は


2017.05.25
sとs2とでケネディハウスの岡部ともみさんLIVEへ。

2日にw君が来るので、ウイスキーのボトルを空けたかったが、ダメだった。
飲みすぎで、翌26日は二日酔いで調子が悪かった。
最前列で見れた。よかった。来月はOgが来ると言うし、KAさんも呼ぶという。
また、行かなくてはなるまいなあ。

きれいな方だ。この日はご両親が来ていた。



2017/05/18
H氏宅で4人飲み会。kata**氏参加。

面倒見が良いH氏に良い事が起きそうである。このままの推移で終わるとうれしい。
毎回、H氏に宴会の準備をさせてしまい申し訳ない。奥様が作られたという酢味噌で和えた赤貝とワカメのぬたが美味かった。3か月後のこのメンバー会では、私は悔しく必要も感じないし、H氏は有り難味も小さいだろうが、お祝いを持って参上しよう。

飲み会の前に用事を済ます。


2017/05/17
所用で横浜郊外の町へ。


2017/05/16
CIAによる暗殺の方法が変わるな。
車の暴走事故はサイバー攻撃が理由の可能性があるのだ。
車のソフトウエアはネット経由で変更できないようにしないとダメだ。
日本は車検制度を利用できるが海外は難しいな。
それと自動運転車にも機械的な緊急停車装置と機械的なハンドルが必要だ。
スノーデン氏が明らかにしたのは、NSAは通信機器のプログラムを改ざんしデータを盗んでいるということだ。NTTが利用している電話交換機やスイッチなどの通信機器はインターネットから隔離されているのだろうか?


2017/05/15(月)
中国の提唱する一帯一路構想。含まれる人口は44億人だそうだ。
日本のTPPでの大騒ぎは何だったのであろう。
早急に、日本も入るのが正しいが、米国の顔をみている間に仲間外れになるのだろうな。経済圏は人口が多いほど大きくなれるらしい。それがグローバル化だ。バブルの時代は一億人だったらしいが、今は3億人でも怪しい時代だ。アメリカ大陸には象やカバどころかラクダサイズもがいなかった。日本での最大の動物は熊だ。生息圏が分断され小さくなった都会では狸でも難しいというのと同じだ。
所用で官庁街へ。外国人観光客が多い。


2017/05/04(木)
Tと渋谷の直伝屋で飲む。
異常に辛いマーボードーフが美味い店だ。これとサラダで満足。2870円/人。

前日の夜中に目が覚めてから眠れなくなり、睡眠不足状態で行った。お酒が入ったらすぐ眠くなってしまった。

20170502


20170501(月)
日本のマスコミはこういう記事を書けない。
マスコミも米国に忖度しているのだろう。


中国に行くとわかる。


20170430
ミネオラタンジェロ。 手で皮がむけ甘い。大きさも手ごろ。種があるのが混じっているのが欠点。

種がほとんど無いのなら、次第にミカンが淘汰されるだろう。新しい品種なのでサンキスト社の拡販期間なのか、安いのがうれしい。 75円/個(税別)
この数年はkさんの影響で柑橘類にうるさくなった。今回の冬は伊予柑を一つも食べなかった。


光の拡散は、分子によって起きるのか。考えてみれば当たり前だ。
光が分子にあたって跳ね返るのが拡散なのかな?
しかしガラスが光を通すことを考えるとき、ガラスの分子より光の波長が長いというのは変な気がする。


20170427(木)
ポールマッカトニー公演へ。東京ドーム。一塁側一階S席。1万9千円。

豆粒ぐらいにしか見えなかったが、素晴らしかった。3階席に1割程度の空席があったが、それ以外はぎっしり埋まっていた。ビートルズ時代の曲が7割。ここ

アンコール後に6,7曲歌った。19:10から21:30までただ一人で歌い続け、演奏し続ける。すごいスタミナ。しかし、前回より歌を短く、楽器演奏の時間を長くしていたかな。最後は立ち上がって声援を送った。
新聞より。「25日に始まったポール・マッカートlTの来日公演。幕開けの「ハード・デイズ・ナイト」は中間部を除いてジョン・レノンがリードボーカルをとった。全編をポールが歌うのは新鮮だ。ごの曲と「ラヴ・ミー・ドゥ」、ビートルズの前身バンド、クオリーメン時代の曲の3曲が日本初披露となった。」多分、 クオリーメン時代の曲は"In Spite Of All The Danger"だ。
Oは2階席で見ていたらしい。

20170425(火)
Kさんから久しぶりに連絡。いままで連絡がなく心配していたので良かった。ありがとう。うれしかった。

スノーデン情報が出てきた。
米が日本に諜報機器提供 スノーデン文書で公開(産経ニュース)

 米ネットメディア「インターセプト」は24日、米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者が持ち出した機密書類の中に、米国と日本の諜報活動協力などに関する計13の文書があったとしてネット上で公開した。
 米国の国家安全保障局(NSA)が2013年、ネット上の電子メールなどの情報を収集・検索できる監視システムを日本側にひそかに提供したことなどが明記されており、日本側でも懸念を呼びそうだ。
 インターセプトによると、このシステムは「XKEYSCORE」と呼ばれ、最も強力なスパイ機器の一つと指摘。12年9月に日本側が米国に対し、ハッカーによる悪質なウイルスを特定する情報を共有し始めた見返りとして、NSAが日本側に提供。通常のネット利用者のほぼ全ての情報を監視することが可能としている。(共同)

NHK
日本の情報を盗聴するための、在日アメリカ軍の横田基地で通信機器の製造施設を作る費用を、ほとんど日本側が支払ったという。

<NHKコピー>
スノーデン文書の中に日本情報 ネットメディアが公開
4月24日 19時21分

4年前、アメリカのCIA=中央情報局のスノーデン元職員が持ち出した機密文書の中に安全保障の分野を中心に日本に関わる情報があることが明らかになりました。文書を保管・管理するアメリカのネットメディアが24日夜、公開を始め、国内でも検証を求める動きが出てくる可能性もあります。
CIAのスノーデン元職員は2013年、アメリカのNSA=国家安全保障局が、大手の通信会社やインターネット関連企業から個人の電話の通話記録やメールの内容を極秘に収集していたとする機密文書を持ち出し、メディアに告発、ロシアに亡命しました。
持ち出した機密文書の中に安全保障の分野を中心に日本に関わる情報があることが明らかになり、アメリカのネットメディア「インターセプト」が日本時間の24日夕方6時ごろから保管・管理する13のファイルについてネット上で公開を始めました。
公開されたファイルのうち2004年の文書では、東京にある在日アメリカ軍の横田基地で通信機器の製造施設を作る際、ほとんど日本側が支払ったという記述があります。
さらに、製造された機器がアメリカの世界での諜報活動に使われ、「特筆すべきはアフガニスタンでのアルカイダ攻撃を支えたアンテナだ」と記載されています。
また、世界をしんかんさせた1983年にサハリン沖で大韓航空機が撃墜された事件についても記載がありました。それによりますとアメリカが旧ソ連の責任を追及するため、自衛隊が傍受したソビエト機の交信記録の音声データを渡すよう求めていたほか、その後、音声データが国連に持ち込まれたいきさつが書かれています。
さらに2013年の文書では、NSAが「XKEYSCORE」というネット上の電子メールや通話記録などを収集・検索できるとされる監視システムを日本側に提供したとする記述もあります。
防衛省は「問い合わせのあった未公開文書がどのような性格の文書であるか承知していないため、防衛省としてコメントすることは差し控えます」としています。いずれも内容の詳細はわかっていませんが、今後、国内でも検証を求める動きが出てくる可能性もあります。
スノーデン元職員が持ち出した日本に関する機密文書については、今夜(24日)午後10時からの「クローズアップ現代+」で詳しくお伝えします。
 
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日本は植民地だな。でも、政治家も官僚も逆らうと田中角栄のように潰されるからなあ。米国はNSAが盗聴した情報を直接、間接に使って日本の政治を支配し、経済を有利にする。逆らったら続々と事件が起き、不利な証言や証拠が出てくる仕掛けだ。安倍首相のロシア接近が止まったのも、森友問題が誰かによって起こされたことなのだろう。70年以上経っていても、これが戦争に負けるということなんだろう。
そういえば、iPS細胞の山中教授が論文を発表すると、同時に米国から同じ内容発表が続いことがあったらしい、山中教授はメールが盗まれていることに気づき、ブラフの技術メールを送り退治したとの話を聞いたことがある。山中教授と同時に米学者らがノーベル賞を取れなかった理由とされたという。



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