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        オーストラリア(2015.02.08〜17)

タスマニア(ホバート:Hobart)へ戻る

2015.02.13(金)

 シドニー
ホバート10:05発バージンオーストラリア航空のVA1531便でシドニー(Sydney)へ。
11:55シドニー着。

上空からのシドニー。


12:50 MeritonServicedApartmentsPittStreetホテル着。ホテル
ホテルのチェックイン時刻は14:00である。部屋の清掃がまだとのことなので、フロントへ荷物を預けて近所の観光に出た。


シドニーで一番最初の観光に、ホテル近くのクイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB)に寄る。中国字体の恭賀新年の垂れ幕が掛っていた。中国は来週の水曜(18日)から旧正月休みだ。13:35

恭賀新年の垂れ幕やノボリ(幟)はシドニー中に掛っていた。
旧正月前のこの時期でも中国人観光客は日本人観光客の50倍はいる。

下写真の道路に立ててある「赤白」と「空色」のノボリも旧正月を祝う旗だ。シドニー中に立っていた。

ウールワース(Woolworths:下写真の下部に看板が写っている)で買物をして、14:30にホテルへ。

ホテルベランダから。右中の緑の丸屋根はクイーンビクトリアビルディング(QVB)、時計塔のあるのがタウンホール、左下に一部写っている汚れた建物がセントアンドリュース大聖堂。14:38

大きな写真1     大きい写真2

手前の海の対岸が(ピンク色のビル(ノボテル)の前)ーリングハーバー。14:38

R4503。


一休みしてからシドニー観光再開。

オペラハウス。theRocks観光。セントラル駅へ行く。

まず、 MyMultiパスを購入。
シドニー都心部のバス、電車、フェリー乗り場対岸のタロンガ動物園へのフェリーに乗れる。56ドルでちと高い。

ここ

ZONE2なので「mymulti2」のパスだ。有効期限1週間(8日間)。
利用エリア
シドニーには4日しかいないが、公共交通に気軽に乗れるので購入した。
隣のバス停まででも、目の前のバス停にバスが停まっていたら乗る気になる。
QVB近くでmymulti切符を買って、すぐに来たバスに乗ったが、555番の無料バスだった。シドニーの中心部には無料バスが多く走っている。

迷惑な自家用車の都心流入を少なくして効率良く人が流れる仕組みに税金を使っているのだ。
東京でも丸の内や日本橋周辺には無料バスが走っているが、デパートなどが費用負担している。東京都は人の流れを良くするのは誰の仕事と思っているのかなあ?

今年は羊年だ。
写真の旗(のぼり)。
陰暦の正月と書いてある。


旧正月を中国では農暦新年というみたいだ。



シドニー市の発行するフリーペーパーより。


QVB前から
バスでサーキュラーキーへ移動。

サーキュラー・キー駅に停まる電車。16:36


オペラハウス。16:50

もっと大きいと思っていた。予想の1/2から2/3の大きさだった。

写真を水彩画風に加工。


17:01

なんでこんな建物がシドニーで一番の観光地なんだろうと思う。
見るまでは何となく同じく2次曲線の外観を持つ目白の聖カテドラル教会と同じように表面はステンレス板だと思っていたが、平凡なタイル貼りだった。

サーキュラー・キー駅へ戻りシドニー中央駅まで列車移動。

シドニー中央駅。
17:51


17:51

ホームには幅広の点字ブロックが敷いてある。

駅を出て外側を散策し駅に戻る。

17:59


有名なシドニー駅の大時計前。18:00


18:03



夕食はシドニータワービルにある、Westfield。フード・オン・レベル5。
COD&CO
シーフード料理盛り合わせ。18:37

18:30閉店の10分前に入店。
我々が出た時刻には、お客が大勢いたが掃除が始まっていた。
オーストラリアの店は30年前の日本のように閉まる時刻が早い。
サービス産業の賃金が高く人手不足状態なのだろう。



2015.02.14(土)

ホテル部屋で朝食。

シドニー市内半日観光ツアー(英語)
ホテルを6:20に出て徒歩5分にあるメトロホテル前の路上集合場所へ。そこから中型バスでザ・スター・コーチ・ターミナル(The Star Coach Terminal)へ。そこでこのバスへ乗り換えた。このツアーは8:00発なので路上やザ・スター・コーチターミナル前で計一時間以上待たされた。泊ったホテルからザスターコーチターミナルまで徒歩15分なので周りを眺めながら歩いたほうが良かったなあ。

このツアーの観光バス。

降車観光で停車のする度に、運転手は冗談めかして「このバスは時刻が来たら出発する。バスは毎日走っているので、乗り遅れた場合は、翌日のこの時間まで待っていてください」と放送する。ツアー客は20人だった。日本人2名。中国人7名。インド人7名。イタリア人4人。

Rocks内観光中。後ろ姿の太っちょがRocksの案内人。この観光コースで案内人が付いたのはここだけだ。8:36


8:43


車窓から。セント・メアリー大聖堂。9:08


王立植物園で30分の下車観光。
オペラハウスとハーバーブリッジのビューポイントだ。。

ミセスマッコリーズチェア近くからの写真。9:19

オペラハウスが見えたらこのツアーの運転手(ガイド)が「オーストラリアには世界一大きい貝殻がある」と言った後「オペラハウスがそうだ」と笑いを誘ったが、乗客は外国人ばかりのだったので、笑いが出なかった。私も教えられるまでは分からなかった。

450万人のシドニーだが、ハーバーブリッジは片側4車線の車道(計8車線)がある。4000万人の首都圏のレインボーブリッジは3車線だぞ。レインボーブリッジはハーバーブリッジ相当なら片側36車線だ。首都高が渋滞する訳だ。最近の日本の行政や政治に効率良い国家や都市をつくろうとする気持ちが感じられない。ダラダラした匂いを感じてしまう。

9:20

こういう観光のための自由行動下車がある度に、インド人と中国人の各1グループが5分近く遅刻していた。

キングスクロスなどを車上観光。

ボンダイビーチ。10:33

ここで中国人1グループ(5人)が出発予定時間から7分遅れてもバスに戻ってこなかった。運転手は「戻ってこない人たちはここが気に入ってしまったんだね。」と言って、バスを出発させた。

シドニーの高級住宅地(Double Bay)などを車上観光。

11:50ツアー終了。キングストリートワーフ(King Street Wharf)にて解散。
出発地と解散地が違うので、ツアーバスを出た後、ちと混乱する。

タロンガ動物園へ行くととにする。
キングストリートワーフ近くの電車駅(Wynyard)に行くと改札口に、「点検中」という看板が置いてあり、駅に入れない。電車も運転されていない。何が起きたか分からないが、皆さん馴れた風だったので、通常点検だろう。駅前から出ていた代替の無料バスと徒歩でサーキュラーキーの船着き場まで移動。

タロンガ動物園へ行くフェリーの中からの、ロックスの桟橋に泊まっている飛鳥Uツアー(コピー)12:35

前日のオペラハウス観光時に見たときはデッキに人だかりが出来ていたが、今は誰もいない。皆、シドニー観光に降りているに違いない。このため、町中に日本人が多いと思ったが、中国人の波に埋もれていた数人が確認できただけだった。でも、見かけたのは若い女性グループだったから飛鳥Uの乗客じゃないのだろうな。
帰国後に気が付いたのだが、飛鳥Uより一回り大きい大型客船が別な桟橋に停泊しているのが、飛行機からの写真に写っていた(下写真)。ハーバーブリッジをくぐった先の桟橋だ。

中国からの船だったのだろう。

ちなみに、このような大きな船が停まれる港は、日本の首都圏にない。
横浜のベイブリッジや東京のレインボーブリッジは、新しい橋なのだが小さすぎてこのような船は橋をくぐれず横浜港の大桟橋や東京港の晴海や日の出桟橋には来れないのだ。

それにしても、町中に大型客船が停泊できるのは観光地として素晴らしい。
東京なら、築地市場や本願寺に停泊しているようなものだ。横浜だったら「そごう」に横づけだ。

フェリーの上からハーバーブリッジの上を徒歩で渡るツアーの一行が見えた。日本人や中国人は団体行動が好きだから、客船の客かな。12:44

大きい写真。全部で8組が見える。盛況だ。手前の鉄骨を登って、中央の頂上からは奥側の鉄骨を下って戻るというツアーのようだ。地震の多い日本では実施できないツアーだ。

タロンガ動物園。
14:43

こういう裏方でなく注目を浴びる仕事はアングロ系白人だ。掃除や切符売りなどはアジア系や黒人、中東系が入る。見ているだけの男性従業員は休憩中なのかよとチャチャを入れたくなる。


ワラビー。小さいカンガルーをワラビーと言う。14:51


ここでも案内は英語と中国語。


ウォンバット(Wombat)。15:13

有袋類である。子育ての袋は、後ろ向き(お尻側)に開いている。普通の有袋類は子どもが落ちないように、また子供がウンチまみれになりにくいように、前(頭側)に開いてるものだが、ウォンバットは巣を地中に作るので、掘った土を掻き出すとき土が袋に入らないように後ろ向きなのだ。
また、新生児が生まれてから袋の入るまでの移動も短かくてすむ。


園内レストランの野外椅子で昼食。

フェリーでサーキュラーキーへ戻る。
電車は動いていない。

日本への出店を予定しているという「pie face」でパイを買うなどの寄り道しながらホテル方向へ歩く。
ちなみに、pie faceのパイは美味くなかった。

途中、路線バスでホテル近くまで移動。
車内。17:20

バスは乗る時にカードをIC読み散り機に読ませる。
しかし持っていたMyMultiパスは、磁気ストライプだけでICはついていない。
バスに磁気リーダは無いので、MyMultiパス運転手へ見せて乗車する。

日本なら「
MyMultiパスにICが付いていない。駅や船やバスがIC読み取り機が無い。こんなシステムダメだ。シドニー市はMyMultiパス発行者に補助金を出してIC発行機を設置し、全ての駅や船やバスがIC読み取り機を備えてから運用すべきだ。大体だな、運転手に有効期間などを一瞬で目視チェックしろというのか?」と大声で騒ぐ連中が出てきて、実運用できないだろうな。数十万円の損害対策に数十億円を使い、運用を何年も遅らせるから百億円の収入減になることに気付かない。日本では、まずやってみることをしないで、会議室で想像するだけで済まそうとするからなあ。


その後、コールズ(Coles)で食糧買い出し。
ホテル部屋で夕食


2015.02.15(日)
ホテル部屋で朝食。

今日はカウラCOWRA)市内観光ツアー(日本語)カウラはシドニーの西320km。

カウラには第2次大戦の戦争捕虜収容所があった。今はそれを売りに観光地になろうとしている親日の町だ。最近は日本人観光客が多いようだ。

ホテルを7:00出発。
途中のトイレ休憩に寄ったバサースト(Bathurst)の町並み。10:02

偶然だが、シドニーで泊っているホテルは、バサースト通り(Bathurst st)に面している。


カウラ・インフォメーションセンター。11:48

インホメーションセンターで見た
ホログラム

カウラの日本兵捕虜墓地。大部分の人の死亡日は1944年8月4日である。
この日に日本兵捕虜の大脱走(カウラ事件)があり大勢が死んだ。12:02

カウラの脱走事件は小泉孝太郎の主演でテレビドラマ化された。

日本兵捕虜収容所跡。12:38




カウラの日本庭園 13:11


昼食。
カウラのワイナリーが経営するレストラン。
The Mill。 13:51
軽食にする。

肉は、美味かった。
オーストラリアではステーキにソースを付けて食べるのが一般的らしいが、そのソースが美味しかったことは無い。ソースは付けずに食べたほうが美味い。

2階。14:25

支配人が店内を案内してくれるというので案内してもらった。
入った時は混んでいたが、一階に帰って来た時は、誰もいなかった。 14:36


レストラン TheMill 外観。14:41


tapasって書いてあるからスペイン料理と思ったが、イギリスやオーストラリアでは小皿料理を組み合わせたメインコースを言うらしい。

カウラ町にある。平和の鐘。14:45


カウラ駅に寄る。14:53


カウラ(Cowra)の町。15:11

このホームページの壁紙色は上の写真から採っている。

シドニー郊外のブルーマウンテン(BlueMountain)に寄る。
ガイドさんのサービスで寄っていただいた。
ゴベッツリープ(Govett'sLeap) 17:51

遠くの景色が青く見えるのは、ユーカリから蒸発する油分が波長の短い青色を乱反射するため。ブルーマウンテンの名前もそこから来ている。解説
東京から見る富士山が青く見えるのも、大気の分子が青色を乱反射するためだが、ユーカリ油は大気より青色を乱反射し易いのだ。



17:51

オーストラリアに生えている木の99%はユーカリの木だ。
こういう森は100%だ。


リンカーンズロック(Lincoln'sRock)。

ガイドさんがこの写真を撮る前に「あまり端に行かないで下さい」と言い、撮った後「今の場所、怖いですよ。ここに来たら分かります。」と言った。ガイドさんのところへ行ったら成程、知っていたらここまで近づけない場所だった。18:34

落書きが風化しているということは、岩盤が薄くなっているということだ。
火山国の日本から来てこのような窪んだ景色を見ると最初はとカルデラ地形に思うが、火山は無い。風化し易いこの岩は石灰岩系に見えるから、これは水の浸食でできた地形だ。


リンカーンズロックという読みかた思うが、ガイドさんはリンコリンズロックと言っていた。

18:36

裏からのスリーシスターズが見える。(上写真右側)

表からはこんな風に見える(らしい)。


20:00ホテル帰着。
往復640km、13時間のツアーだった。ガイドさんは運転とガイドで疲れているだろうに、いろいろなところへ寄り道してくれた。ありがとうございました。

ホテルから。20:17

このホテルは宿泊客の3/4が中国人だった。




コールズ(Coles)で夕食の買物へ。コールズは店の横に酒屋があるので、ここを使ってしまう。
途中にあったすし屋。20:30

塾帰りらしき子どたちはアジア系だ。

中国の中学2年生の平日(月から金)は朝8時から夜21時45分過ぎまでの
11時限授業があるという旅番組(NHK:長江 天と地の大紀行)を見たことを思い出した。
「ねえ、君たちは塾へ行っているけれど中国の田舎の中学生より毎日何時間も勉強時間が少ないんだよ。」それにしても、国を豊かにするために、とんでもなく教育に力を入れる国が日本の隣に現れたのに、日本政府に危機感がないのが不思議である。最近は国際学力コンテストも中国勢が
ダントツで強い

ホテル部屋で夕食。


2015.02.16(月)

ホテル部屋で朝食。
今夜帰国だが、観光後にシャワーを浴びたいので今日までの宿泊を予約した。

シドニー市内観光。
散策。テロの現場などを見る。

シドニータワー。
北側。14:06


東側。真ん中のコカコーラ看板があるところが、シドニーの歌舞伎町といわれるキングスクロス。左下の教会はセント・メアリー大聖堂。14:13

大きい写真


シドニータワーからの南側。14:21

大きい写真

泊ったMERITONホテルをアップで。14:24


西側。14:34


タワーを降りて市内散策。

クイーン・ビクトリア・ビルディング。14:51

ここは銀座通りに当たる通りだ。
その後、ピアモントブリッジを渡り、ハーバーサイドショッピングセンタ、ダーリングハーバー経由で中華街を観光。

ピアモントブリッジを渡る。14:59


このピアモントブリッジには回転して、大型船を渡す仕掛けがある。15:02

最近の橋を変形させて船を通す仕掛けは、回転型が多い。勝鬨橋のように上に揚げるより、機構が簡単で運営費が安いからかな。

ダーリングハーバー。15:10

写真の橋がピアモントブリッジ

ーリングハーバーにいたオーストラリアクロトキ。
姿が日本トキに似ていると思ったらトキの仲間だ。15:17

黒い顔の鳥は可愛くないな。

中華街入口。15:29

中華街で昼食を摂ろうとしたのだが良い店が無いので、徒歩でホテルへ帰る。
途中、colesでオーストラリア最後の買い物をする。

タスマニアの地ビールJamesBoagsがcolesで売っていたので購入。16:35

遅めの昼食を部屋でとる。
数日前に買ったスパークリングワインも空いた。
このスパークリングワインよりチャイナエアーライン機内で飲んだシャンパンのほうが美味しいという情報があったが、値段の割に良いものらしい。日本でも西友で1500円ぐらいで売っていた。google 

ホテルからのシドニータワー。18:16


19:10ホテル出発。
22:10発チャイナエアーCI052便にて台北Taipei(TPE)へ。


2015.02.17(火)

台北4:30着。台北9:35発CI100便にて成田Narita(NRT)へ。13:30成田着。

***
観光ツアー
***
日程
**

お土産
オーストラリア
赤ワイン。カウラのワイナリー経営のレストランで購入。12ドルぐらい。

空になった。



オーストラリアの代表的お菓子、timtam。下は小分けの詰め合わせ。


manuka honey。蜂蜜。殺菌効果がある。ニュージーランド産。

NPA(ノン・ペロキサイド・アクティビティー)の数値が高いほど殺菌効果が高い。
普通の蜂蜜。


nutella。パンに塗るクリームチョコレート。甘い。


タスマニアのビール。cascade。




板状の砂糖菓子。

美味いものではなかった。

colesのPBビスケット。colesはオーストラリアのスーパーマーケット。日本のスーパのPB食品はいかにも材料費をケチって、安かろう不味かろうという代物だが、これは少し粉っぽいがバターの味がたっぷりして美味しかった。

まあ、バターがたっぷり入っているから美味しいと思うのはバターが輸入規制で高級品化してしまった日本人だけかもしれないな。
ちなみに、私はPB食品をほとんど買わない。30年前にスーパーのPB食品の原価表を見たことがある。販売価格はダントツで安いのに利益額が一般品よりダントツで大きいのを知ってから避けるようになった。今はダントツの利益額ではないかもしれないが似たようなものだろう。営利会社とは欲深くなるのが仕事だ。

papaw。オーストラリアのオロナイン軟膏。

裏側

裏に書いてあるPAPAWの効能:吹出物、火傷、擦傷、切り傷、ひび割れ、発疹、棘ささり、傷口、虫さされ、おむつかぶれ
成分はソルビン酸カリウム。

ご参考:オロナイン軟膏の効能。


帰国時の乗り換え時、チャイナエアーの台北ラウンジからガメてきたビール。

台湾ビールはバドワイザー系の薄い味のビールだった。
*****
感想
・ホバートでもシドニーでも半そで半ズボン姿の人の隣に厚手の服を着込んだ人もいるという町だ。ホテル窓から半そで半ズボン姿の人を見て、今日は暖かそうだなと思っていたら寒かったことが、今回の短い旅行中に何度もあった。
・電波時計の仕組みが無い国なので、町中の時計がバラバラの国だった。テレビ放送でもチャンネルで数十秒の差がある。
・シドニーは小さい町だった。市街地の面積は「千葉」程度だ。2000年のオリンピック開催地決定投票で北京に勝った都市とは思えない。
しかし、小さい規模の安全な都市なので気楽な感じが湧き易い。
・どこへ行っても中国人が多い国だ。シドニーなどの都会では住民の3割は中国系だ。オペラハウスなどの観光地での中国人観光客(台湾系含)は日本人の50倍いる。銀座でも中国人観光客の凄いパワーを感じるが、ここでは、中国人観光客に気を使い持ち上げるなどなおさらだ。カウラツアーの日本人ガイドさんは「今のシドニーは15年前から日本人旅行者が1/10近くに減った。そして15年前の日本人の10倍もの中国人が来ている。」と言っていた。
・スカートの若い中国人女性旅行者は、オーストラリア人と同じく生足だ。日本人はストッキングかソックスを履く
・5000万円で国債を買うか、1億5千万円の資産を銀行に預けると永住権がもらえるらしい。また相続税が無いのでお金持ちに優しい国だ。
・ガイドさんからシドニーやニュージーランドに別荘を持つ日本人の話を聞いた。物を持つことに執着する人達が、不動産が安く税金が安いので飛びついてしまうのだ。永住する気がなく快適な生活をしたいならばホテルやアパートメントタイプの部屋を借りるのが正しい。
・レストランが高い。日本の2倍というイメージだ。
・フィッシュ・アンド・チップスを食べている人が多い国だった。
タスマニアには親切な人が多い。前述のハンバーガー屋への案内もそうだが、観光地や町中を歩いていると、写真を撮ってやるという人が現れる。最初は老女だった。2番目の人は悪党面の初老男性だった。2人とも、終始笑顔で写真を撮ってくれた。
20年前に、首都圏にある製鉄所を案内してもらったときに、オーストラリアから輸入した高さ数十メートルの鉄鉱石と石炭と石灰の山が埠頭と高炉の間にあった。そのときに「オーストラリア人の所得は日本の6割ぐらい。この製鉄所とお付き合いのあるオーストラリア人は皆不思議なぐらい良い人なんですよ」と聞いたことがある。また、そのころ日本IBM社はパソコンコールセンターの一次受付を国内では賃金最安の沖縄から、もっと安く日本人を雇えるシドニーに移していた。失われた20年で、今は日本人の所得のほうが彼らの6割ぐらいになってしまったが、オーストラリア人に良い人が多いというのは、変っていないと思った。
貧しさから
スリや泥棒、カッパライなどの小犯罪に走った人の子孫は、貧しくなければ良い人や親切な人になる性向が多いのだろうか。
・刺青を入れている人が多かった。特にシドニーは比率が高い。道路工事従事者は70%。浮浪者は、ほぼ100%入れていた。収入が低い底辺層の人達の刺青率が高いのは世界中で同じだなと思った。また、そういう人たちはタバコを吸う人が多い。将来を考えられず安易な方向へ流れる性向の人たちなのだろう。タバコを止められないのも意志の弱さの表れだ。シドニーで見た浮浪者は100%がアングロ系白人だった。
・シドニーの市内移動は、バスが便利だ。便数が多い。
・南半球の地図は太陽が上にある(太陽は北側)。そちらの方が正しい気がする。江戸時代以前の日本の地図は南側が上に書かれたらしい。
それなりのホテルやレストランで水を流してもトイレ便器の中のトイぺが流れないことがある。もちろん大量の水が流れるのだから、節水型便器じゃない。便器内の場所によって水流がほとんど来ないのだ。日本では数年前に個人宅のLIXIL製でお目にかかった以外知らない。LIXIL製はギリギリで何とか流れたが「TOTOに比べ粗悪な製品を市場に出すメーカだ」というイメージを持ったので未だに覚えている。
・ホテルのトイレがウオシュレットじゃ無いのが辛い。欧米でウオシュレットが広まらないのは硬水だから石灰分でシャワー口がすぐ詰まってしまうという話を聞いたことがある。としてもタスマニアは軟水と思われるからタスマニアだけでもホテルのトイレはウオシュレットにして欲しい。旅行が楽になる
・タスマニアでもシドニーでも水道水は飲める。軟水だからだろう。
・2つのホテルの電源コンセントは全てO型だけだった。オーストラリア旅行にはO型への変換プラグは必須である。今回は、それなりのホテル泊だったのでA型のコンセントがあると思い変換プラグを持って行かなかった。しかしホテルに無かったので、あわてた。
・英語が分かりにくい。我々が学校で習った英語はアメリカ英語であるためか、オーストラリア人は人へのサービスに気が回らない人たちが多いのか、両方なのか、英語が分かりにくい。
例えばバスは8:50に出発するという場合の時刻。オーストラリア以外の国では一番シンプルで分かりやすいエイト、ヒフティと言うが、オーストラリアではテン ツー ナインという。中学校一年で習った言い回しだが慣れていないので聞き取りにくい。今回は聞きとれなかったが、30分をハーフとか15分をクオターとの言い方もしていたに違いない。前述のシドニー観光ツアーバスはボンダイビーチで5人の中国人を積み残したが、集合時間の勘違いがあるのかもしれない。
オーストラリアの国旗とニュージーランド国旗
オーストラリア国旗
 
ニュージーランド国旗
  
両国とも似ているのを気にしていて、国旗を変えたいと思う国民が多いという。
・ホバートでもカウラでも公園に無料で使用できる電気式バーベキュー装置が置いてある。火を使われて森林火事を起こされたらたまらないので行政が安全な屋外に電気式バーベキュー装置を設置しているのだ。タスマニアでもカウラ付近でも広大な面積の森林火災の跡があった。ユーカリは油分が多いので燃えやすい木だ。
・ズームレンズのカメラしか持って行かなかった。ピントが合った写真は単焦点レンズで撮るのが正しい。レンズを買おうかな。35年前にP社光学設計部の人とお付き合いがあり、レンズ設計現場の話をいろいろ聞いた。
・楽しく、素晴らしかった旅行だった。
・スーパーにバターは山積みで安い。500gが二百四十円。日本が悪政を布いているが分かる。TPPの早い成立を期待した。
・1豪ドル=93円(201502)。

Woolworths Hobart 2015.03
500gが約240円だ。

日本ではイオンで200gが本体価格 : 458円 (税込価格 : 494円)。
500g換算だと税込1237円。価格は5.2倍だ。


20150805


2015.11.25


今世紀に発生した台風の軌跡(Nスペ)。

日本へ来る台風は多い。南半球は発生が少ない。
赤道付近、中央アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカは台風が無い。
オーストラリアも西部以外はない。タスマニアやシドニーは台風と無縁だ。

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